例えばあなたが家電量販店でテレビを買ったとしましょう。
その箱に入ったテレビは工場ですでに完全に組み立らてれていて、家に持ち帰ったあなたは梱包を外しコンセントと２，３本の配線をセットして、リモコンのスイッチを押すだけでテレビを楽しむ事が出来ます。なかには設定が難しいテレビもありますがそれでもあなたが何時間か説明書と睨めっこすれば大半は見れるようになるでしょう。

自転車も同じ？いえいえ違います。
箱を開けて直ぐ乗れる状態でメーカーから納入される訳ではありません。 大半の自転車が仮組みの状態でお店に納品されます。最終的な組立調整をするのは自転車屋さんのお仕事になります。恐らく大半の町の自転車屋さんならネジの締め付けや調整はもちろん時には修正工具を使ってネジ山やクリアランスを修正します。
値段勝負や量販店で売られている自転車はコスト的な面から工程を省く傾向が見られます。他の業界ではあまり考えられないですが自転車屋は工場の組立ラインの一部でもあるのです。ですから同じメーカーの同じ車種でも買ったお店によって品質の異なる自転車になるのです。

しいて言えばコックさんが市場で食材を仕入れてレストランで料理を出すのに似ています。
「何人かのコックさんが同じ食材で料理を作ってもコックさんの腕でまったく違う料理になるでしょう？」「コックさんが素材の良さを出すように当店含め大半の町の自転車屋さんも工場から納品された自転車の機能を出来るだけ出せるように最終工程を行うのです。」

そして出来上がった自転車を
「あなたにお渡しするのが私ども自転車屋の仕事になります。」

それで終わり？違います。これが始まりです。
自転車は調整、メンテナンスのアフターケアが必要。車だって車検制度がありますね。いくらチャント組み立てた自転車も必ず調整は狂いますし 消耗品が沢山ある自転車はいつか必ず何かしらの修理は必要です。中には「自転車ぐらいなら自分で修理できる。」と言われる方もいるでしょう。でも「同じ食材を使って同じレシピ通りにレストランの料理を作った」としても 家庭では恐らく同じ味は出せません。料理であればその違いは家庭の味と言うことになりますが「自転車」だったらそれは不完全な修理になります。今は自転車本体のネット販売は当たり前の事ですが 自転車屋ＰＯＰでは車体の販売に関しては対面販売を基本としております。最近では大半のメーカーとの代理店契約書の中にネット通販不可と書かれています。それは「自転車には必ずアフターが必要」の考えからです。

これらの考えから自転車屋POPでは販売した自転車を末永く安全にご利用頂きたいとの考えから当店お買上の自転車（一部対象外の車種有り）を対象に調整、注油は無料、修理代、部品代もお安くなる。アフターケアサービス、ゴールドサポートをご用意しております。